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MXレコード

MXレコード(MX record)は、ドメイン名のメールサーバー情報を定義するDNS(Domain Name System)のレコードの一種です。
MXは”Mail Exchanger”を表し、メールの送信先を示すために使用されます。

具体的には、MXレコードは特定のドメイン名(例: example.com)のメールを受け取るためのメールサーバー(メールボックス)を指定します。
メール送信者がドメイン名に対してメールを送信する際、送信先のメールサーバー情報を取得するためにDNSサーバーからMXレコードを取得します。
そして、取得したメールサーバーに対してメールを送信します。

MXレコードには優先度(Priority)とメールサーバーのホスト名(Hostname)が含まれます。
優先度は、メールサーバーが複数設定されている場合に使用され、数値が低いほど優先度が高いことを示します。メール送信者は優先度に基づいて、優先度が高いメールサーバーに対してメールを送信します。
また、同じ優先度のメールサーバーが複数設定されている場合は、負荷分散が行われます。

MXレコードの設定は、メールサーバーのホスティングやメールの受信設定など、メールの送受信に関連する重要な要素です。
適切に設定されたMXレコードにより、正しくメールを受け取ることができます。
また、MXレコードの変更や更新が必要な場合は、DNSの設定を更新する必要があります。

なお、MXレコード以外にも、SPF(Sender Policy Framework)レコードやDKIM(DomainKeys Identified Mail)レコード、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)レコードなど、メールのセキュリティや認証に関連するレコードも存在します。
これらのレコードは、不正な送信元のメールを防止し、メールの信頼性とセキュリティを向上させるために使用されます。

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