HTTPS（Hypertext Transfer Protocol Secure）は、通信のセキュリティを確保するために使用されるプロトコルです。HTTPSはHTTPプロトコルの上位互換であり、通信内容を暗号化することでデータの保護とプライバシーの確保を実現します。

HTTPSの主な特徴は次のとおりです。

• 暗号化された通信: HTTPSでは、公開鍵暗号化や共有鍵暗号化の技術を使用して通信内容を暗号化します。これにより、第三者が通信内容を傍受しても理解できなくなります。
• 証明書によるサーバーの認証: HTTPSでは、SSL/TLS証明書を使用してウェブサーバーの正当性を確認します。証明書には信頼できる認証局（CA）によって発行されたデジタル署名が含まれており、クライアントは証明書を検証することでサーバーの正当性を確認できます。
• 安全なデータの送受信: HTTPSは、暗号化された通信路を介してデータの送受信を行います。これにより、ユーザーの個人情報や機密データが安全にやり取りされます。

HTTPSの使用には、ウェブサーバー側でSSL/TLS証明書の取得と設定が必要です。また、クライアント側のウェブブラウザがHTTPSをサポートしている必要があります。

HTTPSはオンライン上での情報セキュリティを向上させるため、オンラインバンキング、オンラインショッピング、パスワードや個人情報の送信など、センシティブな情報を扱うウェブサイトで広く利用されています。