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Common Name

Common Name(CN)は、SSL/TLS証明書やX.509証明書において、主体(サーバーまたはクライアント)の識別情報として使用される項目です。Common Nameは、証明書の発行元によって設定され、証明書に記載されます。

一般的に、Common Nameはホスト名(ドメイン名)として使用されます。SSL/TLS証明書の場合、証明書がどのドメイン名に対して有効であるかを示すために使用されます。たとえば、”www.example.com”というドメイン名の場合、Common Nameには”www.example.com”が設定されます。

ただし、最近の証明書の場合、ドメイン名の代わりにSubject Alternative Name(SAN)拡張子が使用されることが一般的です。SAN拡張子では、複数のドメイン名やIPアドレスを証明書に含めることができます。

Common Nameは、SSL/TLS証明書の有効性を確認する際に重要な要素となります。クライアントは、証明書のCommon Nameがアクセスしようとしているドメイン名と一致しているかどうかを確認し、一致しない場合は警告を表示する場合があります。これは、証明書の検証において、正当な証明書を使用しているかどうかを確認するための手段の一つです。

最近のブラウザでは、SAN拡張子がより重要視されており、Common Nameよりも優先されることが多いです。証明書の作成者は、適切なCommon NameとSAN拡張子を設定することで、証明書の正当性を確保する必要があります。

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