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    ユーザーがストレスに感じるWebサイトとは

    はじめに

    Webサイトを訪れたとき、ユーザーは「目的が達成できるかどうか」に無意識のうちに敏感です。情報を探したい、サービス内容を知りたい、予約や購入につなげたいという明確な目的がある一方で、その流れが少しでも途切れると疲れを感じてしまいます。ページが開くスピード、画面の見やすさ、導線、操作性、そして余計な干渉の有無。このどれかひとつが欠けるだけで、ユーザーは「なんとなく使いづらい」「続きが読みたい気持ちになれない」と判断してしまいます。

    ストレスは目に見えないものですが、ユーザー体験においてはもっとも確実に成果を左右します。このコラムでは、ユーザーがどのようなポイントで負担を感じ、なぜその瞬間に離れてしまうのかを、5つの側面から丁寧に紐解いていきます。

    ページが重い・表示が遅いと感じた瞬間に離脱は始まる

    ユーザーがWebサイトに感じるストレスの中で、最も分かりやすく、かつ影響が大きいのが「表示速度の遅さ」です。ページが開くまでに数秒待たされただけで、ユーザーが離脱を考え始めるという調査結果もあるほどで、速度の遅さはユーザー体験を大きく損ないます。ここで興味深いのは、ユーザー自身は「このサイトが遅いから離れた」と意識していない点です。ただ、ゆっくり表示される画面を目の前にした時点で、すでに気持ちが遠のき始めています。

    その背景には、画像が最適化されていなかったり、容量の大きい動画が自動で読み込まれたりするケースがあります。トップページに何枚もの大きな画像が配置されていると、それを読み込むだけで時間がかかり、ユーザーの印象は「重いサイト」に傾きます。また、華やかに見えるアニメーションや動きの多い表現が、ブラウザに余計な負荷をかけている場合もあります。特にスマートフォンでは処理能力がパソコンより低い分、動作の重さがより顕著に現れ、操作する指先と画面の動きが噛み合わなくなることでストレスが積み重なります。

    そしてもう一つの原因として、JavaScriptの読み込み量があります。便利な機能を追加しようとするとどうしてもスクリプトは増えますが、管理されないまま積み重なっていくと、読み込み速度に影響し始めます。ユーザーにとって速度は非常に直感的な要素であり、「何もできない時間」を作らせないことが大切です。

    情報が整理されていないと、読む前に疲れてしまう

    ページを開いた瞬間に感じる「読みやすさ」も、ストレスの有無を左右する重要な要素です。どれほど良質な内容が書かれていても、文字が詰まり、余白がなく、段落が整理されていない状態では、ユーザーの心は読む前から萎えてしまいます。人の視線は、文章のブロック構造を見ながら理解を進めていくため、見た目の整え方は読後の印象以前に、読み始めるかどうかの判断材料になります。

    たとえば、段落の間隔がなく、行間が狭く、画面一面に文字が並んでいるだけだと、ユーザーは「何が書いてあるのか」を読み取る前に「読み切れるだろうか」と不安を感じます。また、情報の並びが適切でない場合も同様です。伝える順番が前後していたり、重要度の高い情報が埋もれていたりすると、読み進める途中で違和感が生まれ、ページから気持ちが離れてしまいます。

    さらに、見出しが適切に配置されていないと、ユーザーはページ全体を把握できず、どこに何が書かれているのか分からないまま迷ってしまいます。長い文章でも、見出しがしっかりと役割を果たしていると「ここには何が書かれているか」が視覚的に理解できるため、読みやすさを支えます。反対に、見出しが少なかったり曖昧だったりすると、文章の流れを追うために余計な思考が必要になり、結果として読む行為そのものが負担になります。

    読みやすさは「文章力」とは別の次元であり、サイトの構造設計そのものと深く関係しています。情報が整理されているだけで、ユーザーは安心して読み進めることができ、ストレスを感じない体験につながります。

    操作が分かりにくい・誘導が見えないと人は迷う

    Webサイトは、ユーザーが迷わず目的に向かって進むための道筋が必要です。操作が直感的でない場合、人は「一度迷った瞬間」にストレスを感じ、その後の行動続行をためらうようになります。導線のわかりにくさは、情報の質がどれほど優れていても成果を落とすほど強い影響を持っています。

    例えば、問い合わせボタンや予約ボタンが見つけにくいサイトでは、それだけでユーザーは離れやすくなります。色が背景と同化していたり、ボタン自体が小さすぎたりするだけで、目的までの距離が遠く感じるのです。また、メニュー構造が複雑で階層が深い場合も問題で、目的のページになかなか辿り着けず、何度も戻る操作をするうちに意欲が削がれてしまいます。

    さらに、リンクをクリックした際に予想していたページとは違う場所へ飛んでしまうと、ユーザーは強い違和感を覚えます。「ここを押せばこうなるはず」という認識が崩れると、サイト全体への信頼も揺らぎ、慎重になることでストレスが増します。ユーザーは「迷いたくない」「間違えたくない」と感じているため、直感的に判断できる設計が求められます。

    操作のしやすさは、ユーザーの心理的負担と深くつながっています。迷わせないこと、悩ませないこと、それだけでサイトの印象は驚くほど良くなります。

    広告やポップアップが多いサイトはストレスが積みあがる

    ユーザーが求める情報から意識をそらすような要素が多いサイトは、それだけで負担が大きくなります。特に、広告やポップアップはストレスを引き起こす代表的な存在といえます。運営側としては宣伝や告知の意図があってのことですが、ユーザーにとっては「読みたいことを邪魔される」行為に映ってしまいます。

    画面いっぱいに広がるポップアップなどはその典型で、ページを開いた瞬間に視界が遮られると心理的に圧迫感を覚えます。しかも、閉じるボタンが小さかったり分かりにくい位置にあったりすると、そこへの操作自体がストレスになります。また、記事の途中に広告が何度も挟まり、スクロールするたびに位置がずれるようなサイトも同様です。スムーズに読みたい気持ちを邪魔されるたびに、小さな不満が積み重なってしまいます。

    さらに、意図せず音が鳴る広告や自動再生される動画は、特にスマートフォンのユーザーに嫌われます。公共の場所で閲覧している場合、突然の音が大きなストレスと羞恥心を伴わせ、「このサイトはもう開かない」と思わせるほど強い拒否感を生みます。

    広告やポップアップの扱い方は、ユーザーの集中を守るための重要なポイントです。必要な情報だけに自然と目が向かう環境こそ、ストレスのない体験へつながります。

    スマホ対応が不十分だと“使いにくさ”が一気に増す

    現在のWeb利用の中心はスマートフォンです。にもかかわらず、スマホ表示の体験が最適化されていないサイトはまだ多く、ユーザーのストレスにつながる大きな原因となっています。パソコンでは問題なく表示されていても、スマホでは文字が小さすぎたり、画像がはみ出していたり、ボタンが押しにくかったりと、使い勝手に大きな差が生まれてしまいます。

    スマホでは指で操作するため、ボタンが小さいだけで誤操作が起きやすく、ユーザーのストレスが一気に高まります。文章を読む際にも、拡大しないと読めない文字サイズだと途中で疲れてしまい、ページを離れる理由になります。また、レスポンシブ化が不十分なサイトでは、テキストや画像が重なって読めなくなることがあり、ユーザーは「読めないサイト」という印象をもってしまいます。

    さらに、スマホでは多くの場合ハンバーガーメニューを利用しますが、この開閉が分かりにくかったり、メニューの階層が複雑だったりすると、操作に迷いが生まれます。小さな“迷い”が積み重なるだけで、「このサイトは使いにくい」という評価につながり、結果的にユーザーは戻ってきにくくなります。

    スマホ対応は、単に画面サイズに合わせる作業ではありません。ユーザーの目線、指の動かし方、閲覧の姿勢なども含めて、体験全体を作り直す必要があります。

    まとめ

    ユーザーがストレスを感じる瞬間は、決して大きな問題ばかりではありません。ほんの数秒の待ち時間、読みづらいレイアウト、迷いやすい導線、余計なポップアップ、押しにくいボタン。そのひとつひとつは小さな不便ですが、積み重なることで離脱の大きな理由になります。

    ストレスのないWebサイトを作るということは、ユーザーの行動を妨げないことに尽きます。目的達成までの道のりを滑らかにし、必要な情報に自然と辿り着けるように整え、安心して読み進められる環境を作ることが大切です。

    ユーザーの負担を減らすほど、サイトの体験は豊かになります。心地よいWebサイトは、派手さよりも「使いやすさ」によって生まれ、その積み重ねが信頼となり、成果へとつながっていきます。

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