MW WP Formの日付選択に曜日を追加!通知メールの表示を改善したWordPress保守事例
WordPressのフォームプラグイン「MW WP Form」では、カレンダーから日付を選択できる機能があります。しかし、標準の設定では選択した日付に曜日が付かず、通知メールにも日付のみが表示される場合があります。
今回は、MW WP Formで選択した日付を、通知メールに「2026/11/01(日)」のように曜日付きで表示させたいというご相談をいただきました。フォームの入力項目や操作方法を変更せず、WordPress側のプログラムを調整することで対応しました。
最初の調整では曜日が表示されませんでしたが、日付の取得形式を考慮して処理を見直した結果、正常に曜日を表示できるようになりました。今回は、その原因の考え方と実際に行った対応についてご紹介します。
今回のご相談内容
今回ご相談いただいたのは、ホームページのお問い合わせフォームで選択した日付について、通知メールにも曜日を表示させたいという内容でした。
対象のフォームでは、MW WP Formのカレンダー機能を利用しており、利用者が希望する日付と時間帯を選択できる仕組みになっていました。日付はカレンダーから選び、時間帯は別の選択項目から指定する構成です。
これまでの通知メールでは、選択した日付と時間帯がそれぞれ表示されていましたが、曜日は含まれていませんでした。日付だけでも情報としては成立しますが、曜日が併記されていると、受け取った担当者が予定を確認する際にも分かりやすくなります。
そこで、現在のフォームの使い方は変えず、通知メールの表示内容だけを改善できないか確認することになりました。
発生していた症状・エラー内容
今回のケースは、フォームの送信エラーやシステムの不具合ではなく、通知メールに表示される情報を追加したいというご相談でした。
MW WP Formでは、フォームで入力された内容をメール本文に差し込むことができます。今回も、日付と時間帯をそれぞれメール本文に差し込む設定が行われていました。
しかし、カレンダーで選択した日付は「2026/11/01」のような形式で表示され、曜日は自動的に追加されません。
また、最初に曜日を追加するプログラムを設定した際も、通知メールには曜日が表示されませんでした。フォームの送信自体はできていたため、メールの送信機能ではなく、日付を曜日付きの文字列へ変換する処理に着目して確認を進めました。
原因の特定ポイント
今回の対応で重要だったのは、カレンダーから取得される日付の形式と、プログラム側で想定している日付の形式が一致しているかという点です。
日付は、同じ日を表していても「2026/11/01」「2026-11-01」「2026年11月1日」など、複数の書き方があります。プログラムで日付を処理する際には、こうした表記の違いを考慮する必要があります。
最初に設定したプログラムでは、日付が特定の形式で取得されることを前提としていました。そのため、想定した形式と一致しない場合は、曜日を追加せず元の日付をそのまま返す仕組みになっていました。
実際に最初のコードでは曜日が表示されず、日付の形式を柔軟に処理できるコードへ変更したところ、正常に表示されるようになりました。
この結果から、最初の処理における日付形式の判定が、曜日を追加できなかった要因だったと考えられます。ただし、実際に取得されていた日付の内部形式までは確認していないため、形式の不一致が唯一の原因だったとまでは断定していません。
実際に行った対応内容
今回の対応では、フォームの入力項目や通知メールの設定を大きく変更するのではなく、WordPressの「functions.php」に曜日を追加する処理を設定しました。
functions.phpは、WordPressのテーマに独自の機能を追加するためのファイルです。今回はMW WP Formのメール本文に入力内容を差し込む際の処理を利用し、指定した日付項目に曜日を付ける方法を採用しました。
具体的には、カレンダーで選択された日付を取得し、その日付が何曜日に当たるのかを計算したうえで、元の日付の後ろに「(日)」「(月)」などを追加する仕組みです。
最初のコードでは曜日が表示されなかったため、日付の形式をより柔軟に処理できるように修正しました。年月日の日本語表記にも対応できるように日付を整えてから曜日を計算する方法に変更しています。
また、今回の処理は対象の日付項目に対してのみ実行するようにしているため、時間帯など、ほかの入力項目の表示には変更を加えていません。
通知メールの本文についても、既存の日付項目を呼び出す設定をそのまま利用しました。これにより、フォームのHTMLやメール本文を作り直すことなく、必要な表示だけを追加できました。
対応後の結果・改善点
修正後に動作を確認したところ、通知メールに曜日が正常に表示されるようになりました。
これまで「2026/11/01」と表示されていた日付を、「2026/11/01(日)」のように曜日付きで確認できる状態になりました。
利用者がカレンダーから日付を選択する操作や、時間帯を選択する仕組みは従来のままです。フォームの入力方法を変える必要がないため、利用者側の操作に影響を与えずに改善できました。
また、通知メールを受け取る側も、日付と曜日を一緒に確認できるようになりました。小さな変更ではありますが、日々の予定確認を行う際の分かりやすさにつながる改善です。
今回の対応から分かったこと
今回の事例から分かるのは、WordPressのフォームで表示内容を調整する際には、画面上の設定だけでなく、内部で扱われるデータの形式にも注意が必要だということです。
カレンダーから日付を選択できていても、その日付がプログラム内部でどのような形式として扱われているかによって、追加処理の結果が変わることがあります。
また、最初に設定したコードが動作しなかった場合でも、必ずしもフォーム全体に問題があるとは限りません。今回のように、フォームの送信は正常で、追加した表示処理だけが期待どおりに動作していないケースもあります。
そのため、どの部分まで正常に動作しているのかを切り分け、必要な箇所だけを調整することが大切です。
今回はフォーム全体を変更することなく、日付を処理する部分の見直しによって改善できました。
同様のトラブルを防ぐために
MW WP Formなどのフォームプラグインで日付を扱う場合は、実際にどのような形式でデータが取得されるのかを確認することが重要です。
特に、曜日の追加や日付の表示形式の変更など、標準機能にない処理を追加する際には、想定した形式以外の日付が渡された場合の動作も考慮する必要があります。
また、functions.phpに独自のプログラムを追加する場合は、既存の機能に影響が出ないよう、変更範囲を限定することも大切です。プログラムの記述に誤りがあると、ホームページ全体の表示に影響する可能性もあるため、事前のバックアップや変更後の動作確認が欠かせません。
今回のような通知メールの表示変更では、実際にフォームを送信し、メールに期待した内容が反映されているかを確認することが重要です。画面上の設定だけでは分からない問題も、送信テストによって確認できます。
メディアプライムスタイルのサポートについて
メディアプライムスタイルでは、WordPressの保守・運用を通じて、ホームページの不具合対応だけでなく、既存機能の調整や使いやすさの改善にも対応しています。
今回のように、フォーム自体は正常に動作していても、通知メールの表示を少し変更するだけで、日々の業務がより分かりやすくなることがあります。
ホームページの改善というと、大きな改修が必要に感じられるかもしれません。しかし、現在の仕組みを確認し、必要な部分だけを調整することで対応できる場合もあります。
WordPressのフォームや通知メールの設定など、運用中に気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。現在のホームページの構成や動作状況を確認しながら、適切な対応方法をご案内いたします。
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